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口元の外科処置は口腔外科へ

口腔外科とは、どのような治療を行う科目かご存じですか? おおまかに言うと、口の中の治療で、外科処置が必要なものを担当する科目になります。身近なところで言うと、親知らずの抜歯がその一つ。ほかにも歯牙移植や歯が折れてしまったときの治療なども対象となります。こちらでは、口腔外科で行う治療について、くわしくご紹介したいと思います。

親知らずの抜歯について

親知らずとは、前歯の中心から数えて8番目に生えてくる歯のこと。かつては通常の奥歯として生えていた歯ですが、現代人は顎が小さくなり、きちんと生えるスペースを失って、曲がったり横を向いたりして生えてくることが多くなっています。

傾いて生えてきた親知らずには食べかすがたまりやすくなり、親知らず自身だけでなく、手前の歯まで虫歯にしてしまうことがあります。また横を向いて生えた場合、手前の歯を強く押すため歯並びを乱してしまうこともあります。こういった悪影響をおよぼす親知らずは、多くの場合抜歯が必要です。

しかし中には、正しい向きできちんと生えてくる親知らずもあります。しっかりブラッシングできている場合には特に抜歯の必要はありません。口腔外科では抜歯の判断を含めて、親知らずの診察を行っていますので、気になる方はお早めにご相談ください。

歯牙移植・再植について

歯牙移植とは

歯を失ってしまった場合に、別の場所に生えている自分の歯を抜いて必要な場所に移植する治療を「歯牙移植」と言います。歯牙移植には、親知らずや歯並びの乱れによって飛び出している歯を用います。この治療によって、インプラント治療などをせず、歯の機能を取り戻すことができる場合があります。

くわしくはお気軽にお問い合わせください。

再植とは

再植とは、ケガなどによって抜け落ちてしまった歯を、元の位置に埋め直す治療のことです。抜けてしまった歯は、元に戻らないと思っている方も多いのですが、実はよい状態を保てば、戻すことができます。

一番いいのは、落ちてすぐに自分で元の場所に戻してみること。地面に落ちてしまったときには水道水で洗ってもかまいませんが、歯根膜を死なせてしまわないよう水洗いは30秒以内程度に留めるようにしましょう。また戻せない場合には、お口の中で保存するか、牛乳があればそれに浸し、できれば30分以内にご来院ください。

歯の破折の治療

歯の破折とは、転んだり、何らかの衝撃があったりした際に、歯が割れたり折れたりしてしまうこと。従来は歯が折れてしまうと、その歯を元どおりにすることはできませんでしたが、治療技術が進んだ今日ではケースによっては修復させることが可能です。歯が折れてしまった場合には、折れた歯が乾燥しないよう、お口の中で保存するか牛乳に浸して、できるだけ早くご来院ください。

【先生からのメッセージ】

私は大学にて講師を務めておりますので、さまざまな難症例への対応やご紹介がスムーズに行えます。親知らずや口元の外傷などでお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

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